当クリニックについて
開設にあたって
当院は、平成10年9月、川崎幸病院の外来部門を分離独立して開設されました。
当院の基本理念は「高度で良質な医療を身近なものとして提供する」ということです。
その前提の上で、当院の第1の役割は、川崎幸病院の一般外来部門として機能することであり、第2の役割は、地域連携の中継基地として機能することです。そのためには、専門外来診療の提供・複数科診療の提供・総合振り分け機能の三つの要素を充実させていくことが大切であると考えており、その事で、「かかりつけ医療」を主体とする開業医の先生方と相互に補完しあう「病院としての外来診療」を目指すものであります。
また、当クリニックは、川崎幸病院との分離により、従来よりも広い面積と最新の設備・機器を得る事ができました。その事で下記のような事柄を実現しています。
- 電子カルテを利用した予約システムによって、診療待ち時間を大幅に短縮しました。患者さんは、診察室でも、受付事務でも、更には自宅からの電話でも受診したい時間帯に予約する事ができます。また、都合が悪くなった時は、電話一本でキャンセルが可能です。それにより、早朝から診療の順番を待つ事がなくなり、待ち時間が大幅に改善しました。
- 電子カルテの採用により、患者さんへの病状や治療方針の説明が分かりやすくできるようになりました。患者さんの求めに応じて、これらを印刷してお渡しすることもできます。また、外来から川崎幸病院への入院、あるいはその逆の場合でも、相互の医療情報は電子カルテ上で共有されるため、迅速で確実な連携が可能です。
- 阪神淡路大震災の経験から、当建物は免震構造を採用しています。それによって、不幸にして大震災に見舞われた場合でも通常の診療を継続する事ができるので、地域の災害医療の中心として機能する事が可能です。